産婦人科フクロウ blog 〜PhDからプロの研究者を目指して〜人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ

基礎の発生学、細胞物理学について勉強したことを載せていきます。古武道鍛錬中。GitHub;hidem1990

医学の体系

最近evernoteで医学のまとめをしていて思ったこと

 

ポイントは

概念毎にまとめておくこと

繋がりを意識した構造を作ること

上位、下位概念を意識した構造にすること

 

なのだが、医学はなかなか上手く纏まらない。

 

それはおいておくとして、

数学では計量ベクトル空間ーベクトル空間ー位相空間ー空間

といったように上位概念について研究し、その性質を利用して下位の世界の新たな視点を与えようとしていた。

物理では現象から上位概念(方程式)を作り上げることで、そこから新たな現象を予言していた。

 

医学はそのようなアプローチはないのだろうか?

そのような疾患はまだ報告されていないけど、理論上あってもおかしくないよな、

みたいなアプローチはなされているのだろうか?

疾患概念同士を結びつけると空白の部分が生まれそうだな、と考えている。

 

先日、先生と話していて今まで分からなかった病気の原因が分かった、というので、原因を尋ねたところ、「まぁ、ありそうだよなぁ」と思った経験があります。

 

授業を受けているといかにも原因が分かることによって全ての現象が説明が出来る、みたいな印象を受けるけれど、実際には現象から原因を探っている訳だ。

しかし、物理でいうならば光電効果があったから量子力学が生まれたようなもので、「クォーク」や「ヒッグス粒子」のような預言性のある考え方はないのか?

 

このような思考の仕方は意味がないのかもしれない。

しかし、概念の空白を探す気持ちで授業を受けたら楽しいかもしれない。