医学の進歩
今、画像診断学という講義を毎日受けています。
「画像を読む」っていうのは「答え」があるけど見つけられるかどうかは訓練、能力が必要となる。
そのため、体系化した方法を生み出す為に学問として一分野を築いているのであろう。
さて、そもそも人体の断面を見たい!っていうのは良く理解ができる。
それが出来れば人体内に生じている現象を分類していくことで「ひょっとしたら〇〇の原因は××かもしれない」とわかるかもしれないから。
なので、レントゲンさんの発見はすごいと思います。
しかし、このレントゲンさんは偶然見つけたという話です。
そこからCT技術が発展していくのは理解できます。
核医学もその延長と言われれば納得するかもしれません。
一方、MRについて考えてみれば、水素原子のスピンを磁気で変えて、その戻り具合を観察することで断面像をみる。
ーーこれはX線の延長とも思えないし、偶然の発見とも思えない。目的として考えられたような気がします。
同じ画像作成技術であるが、その発見には大きな違いがある、そんな気がしてなりません。
どういう思考でMRアイデアに至ったのかとても興味があります。