「混沌からの秩序」I.ブリゴジン/I.スタンジュール
序論;科学への挑戦
第一部;普遍性の妄想
第一章;理性の勝利
第二章;現実の確認
第三章;二つの文化
第二部;複雑性の科学
第四章;エネルギーと工業時代
第五章;熱力学の三段階
第六章;ゆらぎを通しての秩序
第三部;存在から生成へ
第七章;時間の再発見
第八章;学説の衝突
第九章;不可逆性ーエントロピー障壁
結論;地上から天上へー自然の魅力の再来
他の人のまとめ
時間の可逆性
ーCPT定理(量子力学)
ー運動量、座標の統合、時間に不変
複雑系の科学
ー熱力学
ーエネルギー保存則
ーカルノー・サイクル
ー力学的エネルギーの減少の普遍的法則→熱的死
ーこの世界とは,ある程度の不可逆な廃棄と使い道のない散逸とを代償にして,熱が運動 に変換される動力機関である。
ーエントロピーとは,系を熱力学的『平衡』に導く過程である
ー平衡状態と非平衡状態
ー孤立系において,平衡は非平衡状態の『アトラクター(引きつけるもの)」 に見える。
ーエントロピーとは,アトラクター状態として振る舞いながら系を熱力学的『平衡』に導 く『過程』である。
ー孤立系では,すべての非平衡状態は,同じ平衡状態へと時間発展する。平 衡が達成されたとき,系は[力学とは違って]その初期条件を――すなわち,系がどのよ うに準備されたかを――忘れている。
ー秩序原理
ーある系にとって最も実現 しやすい状態とは,系内で同時に起こっている多数の出来事が,統計的に,相互に打ち消 し合うような状態
ーS=k logP(k:ボルツマン定数)(P;コンプション数)
ー系はこのアトラクター状態[“平衡状態に近 づこうとする振る舞い”だろうか]のまわりをゆらぐだけである。
ー自由エネルギー、エントロピー
ー系
→物質、エネルギーの交換で三つに大別
ー開放系
ー物質◯、エネルギー◯
ー閉鎖系
ー物質×、エネルギー◯
ー孤立系
ー物質×、エネルギー×
「平衡の熱力学は,自然の複雑さに対する,物理学の回答であった。この回答は,エネル ギーの散逸,初期条件の忘却,無秩序への進化[時間発展]によって表現され」「非常に 多くの物理化学現象に満足のゆく説明を与えている。」
生物進化は,熱力学で記述されたあくまでも無秩序 生が増え続ける世界において,どんな意味をもつのか。平衡に向かう熱力学的時間と,増 大する複雑性へ向かう進化が起こっている時間とはどういう関係にあるのか。」を,科学 者たちは探求しつづけた。
カオス
不安定性
ゆらぎ