産婦人科フクロウ blog 〜PhDからプロの研究者を目指して〜人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ

基礎の発生学、細胞物理学について勉強したことを載せていきます。古武道鍛錬中。GitHub;hidem1990

暇つぶし

なんとなくProject Eulerの問題を解いていっている。

素数を10001番目を求めよという問題では、プログラミング出来るとものの10分もあれば解答出来るが、手計算ではとても時間かかりそう。。

昔の人(オイラーか?)はこの計算を通してある定理に気づいて(最近解決された難問のはず)、その解答の為に新しい数学の分野が創り出されて…

ってすごいスケールだな、と毎度ながら思う。

ライフハック

僕の疑問のである「幸せな生活とはどのようなものか」「正常な心理状態にはいかにして到達するのか」

を考えると精神分析とか宗教の本とかも読みたくなるのだけど、

ネット上では「ライフハック」の方法論が沢山紹介されています。

 

僕は今日この考え方を知りましたが、やはり、ビジネス系にも「いかにしてQOLを高めるか」の追求があって面白いなと思います。

 

さて、色々な分野で提示される上記の疑問は医学的にはどのように記述され、また、実現されると考えられているのだろうか。

いかにして上記疑問に対して医学的解答が与えられていて、これからどうなるのだろうか。

学習、勉強会の意味

人の学習過程分析とか認知は面白いなぁと思います。

 

昨日バイト先の女将さんに渡された本↓

「みる わかる 伝える」(畑村洋太郎)

 

既に分かっていたり、初めて気づいた事であったり

ただ、この本の様に出来るかどうかは別問題

やはり「気」が大事ですね…まず、この本の通りに「実践」してみる「気」がないとな

<上記本のまとめ>

【みる】
  • 3現;「現地」「現物」「現人」と3ナイ;「見ない」「考えない」「歩かない」
  • 視点をもつ、変える;[ローストビーフの焼き具合の為に竹串を使うように];コア抜き;例、「人」「モノ」「金」「時間」
  • 客観的記述の愚;膨大なデータ化
  • 全体をみる;盲群象をなでる
  • 集団の「気」の存在を意識して、その影響を排除する
  • 順演算と逆演算の見方;「抜け」を作らないため、価値を付加するため
  • 時間軸を変える;条件を変える;仮想演習
 

【わかる】

  • 事象は[要素]と[構造]
  • 現象の理解;現象を静止→要素抽出、構造化→モデルの試動→トライANDエラー
  • 理解と創造
  • 理解の過程の獲得による直観的理解、マニュアルとは
  • 直観と直感;中間思考過程の説明可能性
  • 行動と結果と理論
  • アクティブ学習とパッシブ学習;知識をむしり取る
  • 自分の尺度を持つ;定量化
  • 条件と論理展開;「分かりやすい」=「客観的」ではない
  • 抽象世界と具体世界;具体世界には制約がある
  • 具体→抽象;抽象→具体は無理
【伝える】
  • 結果が全て;手段大切でない
  • 知識化(抽象化)と説明の並び(具体化);美味しそうな料理のコースのように
  • マニュアルの形骸化;マニュアルは読む前に自分自身で作るべし
  • 動態保存
  • 「陽」と「陰」;「ハズ」と「ベキ」で満ちた教育
  • プロジェクト;まず「個」がテーマについて考える→「余計な批判はしない」「全員が発言する」→「共有知」;共有知が個人知の互換装置として機能する;暗黙知を共有知になる確認;社会の暗黙知と個人の行動
  • 思考進化のスパイラルアップ;SECIモデル;個人の知識の共有化(socialization)→暗黙知の明示知に変換(externalization)→組み合わせて新たな知識を創造(combination)→その知識を新たな暗黙知として習得(internalization)

 

 

にしても、これは僕が稽古してる古武道の先生が仰っていること(古文書に書いてある事?)をより分かりやすくイメージできた

SOAP

医学生なら当たり前の診療方法SOAPまとめ

 

問診(S)

 ①予め手に入る情報を得る 
   ー前医のproblem list、服薬内容、肝不全、腎不全、妊娠、授乳、アレルギー、最近の血液検査、画像検査、内視鏡検査
 ②上手なclosed questions
 ③身体システムを意識
診察(O)
 ①身体システムを意識する
 ②全身を見る
 ③検査偏重主義に陥らない
検査結果(O)
    検査データはなめるように見る
問題の解析(A)
 問題は漏れなく全てピックアップ
  →問題のグループ分け
問題の評価(A)
 鑑別診断を考え、フローチャートを頭に描く
  ガイドラインやレビューに精通する
計画(P)
 計画ー診断のため、治療のため、教育のため
  客観性や根拠で装備する
 
フォローアップ
 ①活動性のあるproblemについて優先②problem毎に再評価、計画③新たなproblemがでていないか④計画がどこまで実施されているのか⑤診断についての確証はどれくらいか⑥確定診断の為に何が必要か⑦侵襲的検査後の合併症の有無⑧治療効果判定⑨効果がない時の阻害因子⑩治療に対する副作用、合併症⑪腎機能、肝機能の変化
 
検査の目的
①診断②治療効果判定③病状フォロー④副作用判定⑤薬剤モニター
 
 
まとめていて思ったのだが、これっていずれの領域においても問題解決の方法として当たり前の流れ
国試で学習するのはS,O→Aと少しのA→Pの流れのみ
教科書に書いてあるのはAとPの内容が一緒に載っている
 
大学偏差値の高い人はS,O→Aが素早いイメージ
でも、それ以外は特に普通なイメージ

ゆとり

tehu君の記事

http://toyokeizai.net/articles/-/20491

 

みんなtehu君のように意思強くないんだよ。

灘高生はまだ「自分はできる」とか「人と違う事したい」という気持ちはあるから、やろうとする人は多いけど、、

教育は「全体をよくする」ものでありかつ、「出る杭をよりぬきんださす」というものであれば良いと思う

 

 

TOFEL

初めてTOFELを受けてきました。

知らない単語が沢山出てきて、予想とか前知識で解いていました。

大学生でこんなに英文の全体を捉えるのに苦労するのだったら、高校生とかもっと難しい気がします。僕が高校生の頃に受けようとなっていたら、おそらく「単語から覚えて…」ってなっていたでしょう。

それって、、全然面白くないし、「TOFELを受ける為の勉強」しかせず、数学とか物理の興味ある勉強をしなかったでしょう。。

今は、医学系の本を英語で読んだりすると、アメリカで重要視されているところが、本の構成や段落構成で日本と違うから、逆に勉強になったりします。あと、英語のHPサーフィンしたり。

 

今後大学受験で、TOFEL必須とかいう話ですけど、高校時代から義務にすると、「英語を勉強する人」と「英語をツールにする人」に分かれそうで、僕は確実に前者だったろうから、つまらないだろうな。

高校時代の勉強というか、授業は世界が狭いから、洋書に手を出して勉強しようという人も少ないだろうし、「真面目に」「英語を勉強する人」が増えそうで、それは果たしていいことなのでしょうか。