産婦人科フクロウ blog 〜PhDからプロの研究者を目指して〜人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ

基礎の発生学、細胞物理学について勉強したことを載せていきます。古武道鍛錬中。GitHub;hidem1990

SOAP

医学生なら当たり前の診療方法SOAPまとめ

 

問診(S)

 ①予め手に入る情報を得る 
   ー前医のproblem list、服薬内容、肝不全、腎不全、妊娠、授乳、アレルギー、最近の血液検査、画像検査、内視鏡検査
 ②上手なclosed questions
 ③身体システムを意識
診察(O)
 ①身体システムを意識する
 ②全身を見る
 ③検査偏重主義に陥らない
検査結果(O)
    検査データはなめるように見る
問題の解析(A)
 問題は漏れなく全てピックアップ
  →問題のグループ分け
問題の評価(A)
 鑑別診断を考え、フローチャートを頭に描く
  ガイドラインやレビューに精通する
計画(P)
 計画ー診断のため、治療のため、教育のため
  客観性や根拠で装備する
 
フォローアップ
 ①活動性のあるproblemについて優先②problem毎に再評価、計画③新たなproblemがでていないか④計画がどこまで実施されているのか⑤診断についての確証はどれくらいか⑥確定診断の為に何が必要か⑦侵襲的検査後の合併症の有無⑧治療効果判定⑨効果がない時の阻害因子⑩治療に対する副作用、合併症⑪腎機能、肝機能の変化
 
検査の目的
①診断②治療効果判定③病状フォロー④副作用判定⑤薬剤モニター
 
 
まとめていて思ったのだが、これっていずれの領域においても問題解決の方法として当たり前の流れ
国試で学習するのはS,O→Aと少しのA→Pの流れのみ
教科書に書いてあるのはAとPの内容が一緒に載っている
 
大学偏差値の高い人はS,O→Aが素早いイメージ
でも、それ以外は特に普通なイメージ